多裂筋と最長筋による腰椎への影響
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今日は、腰の筋肉にフォーカスして書いていこうと思います!
腰を反ると痛みを感じる方には、解決のヒントになるかもしれません。
その筋肉はどこにあるの?
タイトルにある筋肉の、多裂筋と最長筋ってどこにあるの?
え?? 一緒じゃない?
何が違うの? と感じた方は正解です!
もうほぼ一緒です笑
ちなみに
赤くなっているのが多裂筋
青くなっているのが最長筋
です。
ほぼ重なり合っている筋肉たちなんです。
いわば、マナカナ
いわば、ザ・タッチ
いわば、おすぎとピーコ
いわば、ダイタク
いわば、、、
みたいな筋肉です。
見ての通り、腰の骨だけじゃなく、首の方まで行っていて、いわゆる背骨を全体的に支えている筋肉でもあります。
なんとなく重要そうな雰囲気を感じて頂ければ嬉しいです!
うまく働かないとどうなるの?
さて、この筋肉(今回は多裂筋)がうまく働かないとどうなるかって事ですが。
それっぽく言うと
多裂筋萎縮により相対的に最長筋の作用優位
それに伴い下位腰椎の伸展角度の負担増
そして椎間関節、椎間板に痛み
です。
簡単に言うと、「筋肉のバランスが崩れて、痛くなってる」です。
「伸展角度の負担増」って部分に注目してもらいたいのですが、
筋肉が弱くなってくると、程よく腰の骨を支えられなくなる
と、言う事なんですね!
この画像の赤い線の方向に筋肉のチカラが働いています。
このチカラが、腰の骨をより引っ張っちゃうよね的な
雰囲気が伝われば嬉しいです笑
腰椎への影響
※この章は、小難しくなってしまったので、「あぁ〜めんどい」と感じたら次の章へ飛んじゃってください!
腰椎への影響ですが、筋肉どこ?の章でも書いたように。
多裂筋と最長筋は非常に関係が深いです。
多裂筋の浅層・深層の話まではこの回ではやりませんが、ざっくりと
・多裂筋は下方向に
・最長筋は斜め後ろ方向に
(赤ー最長筋 青ー多裂筋)
このように、作用している方向が若干違うのです。
この二つが同じくらいチカラを発揮してくれていればいいのですが
往々にして、多裂筋が萎縮しやすいです。
そうなると、最長筋による作用が腰椎に優位に働いて、体幹の伸展時に下位腰椎の伸展角度が
増える。
伸展角度が増えるとは「え? なんで俺がサボったやつの分の仕事しないといけないの?」
と言う状態です。
なんとなく痛みが出そうじゃないですか?
この図の右の様に、みんなで同じくらい角度を分担出来ていれば
問題なさそうですが
左の様に、下のブロックだけやたらと曲がっていたら問題や痛みが起こりそうですよね。
この様に、筋肉が萎縮する(うまく働かない)と骨の動きが悪くなり
痛みに繋がりやすい状態になってしまうのです。
しっかり機能させよう!
それじゃあその筋肉を、正しく機能させよう!
ポイントは
・大きく強く息を吐きながら
・ゆっくりスクワット
これだけです!
どのくらい大きく強くかと言うと、お腹をパンチされても大丈夫なくらい
硬くするまで強く吐く!
です。
この画像のイメージ(ゴムは要りません)で、
立った状態から、強く吐きながらしゃがんでいきましょう!
この強い呼吸が、多裂筋を上手に働かせるポイントなのです!
まとめ
ここまで、お読み頂きありがとうございます!
腰痛は、私生活や仕事に対して大きな大きな悪い影響を与える症状です、、
それをご自身で予防・改善ができればすごくいい事だと思います!
浮いたお金も時間も、ご自身が楽しい事に使えるからです!!
それでも痛かったり、不安であれば私たちのような専門家に
任せてより早く、やっていて楽しい事に集中できる状態になりましょう!
そんな状態が私はすごく好きです!
痛みや不安な事があればいつでも気軽に相談してください!
yell鍼灸治療院 斉藤