経絡シリーズ 1/12 肺経
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は「手の太陰肺経」についてです。
私自身は西洋医学な思考が基本ですが、このシリーズでは、東洋医学な思考で書いていきたいと思います!
肺経は、咳が出る、呼吸がしづらい、息切れなど、
ざっくりと呼吸関係の症状が出ている時によく診る経絡です!
新版 東洋医学概論より引用
呪文&ツボの場所
流注(るちゅう)それすなわち、呪文です。
手の太陰肺経は、中焦に起こり、下って太陽を絡い、帰りて噴門部をめぐり、横隔膜を貫いて肺に属する。
肺から気管、喉頭をめぐって腋下に出て、上腕前外側、肘窩[尺沢]、前腕前外側、手関節前面横紋外側端の橈骨動脈拍動部[太淵]、母指球外側を経て、母指外側端に終わる。
前腕下部[列欠]より分かれた支脈が、示指外側端に至り、手の陽明大腸経につながる
はい、このタイミングで全読者の方が離脱します。
これが呪文と言われる。「流注です」
最後の色がついてる部分と「外側」ってキーワードだけ
ぼんやり気にしてもらえると嬉しいです!
呪文を簡単に言うと
肺経は
お腹らへんから始まって、大腸をグルグルした後、肺に辿り着く
ノドとかも通って、ワキに行って、力こぶの外側から、肘のシワの外側から、手首のシワの外側を通って、親指の爪の根本でゴールする。
ゴールした後、なんやかんや人差し指の爪の根本から、仲良しのツボグループ(大腸経)に繋がっていく。
こんな感じです。
肺経
大腸経
新版 経絡経穴概論より引用
仲良しなツボグループ
肺経と仲良しなのは、大腸経です。(表裏関係といいます)
東洋医学的な肺の役割で、大腸は潤いを保っています。
肺の機能が弱くなってくると、呼吸に関しての症状が出てきます。
それとともに、仲良しである大腸も一緒に弱くなりやすいので
便秘などの大腸の症状も出てくることもあるのです。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます!
ここからは私の西洋医学的な思考からの意見になりますが
この肺経、大腸経は「腕」にあるので、私は肩こりだったり、肩の症状によく使っています。
このツボの流れに沿って、患者さんが痛みだったりを訴えていると
「肺経ラインだな〜」「大腸経ラインだな〜」とぼんやり考えています。
結構馴染みのあるツボラインです!
肩に不安がある、痛くなっているなどの症状がある方には使うかもしれません!
おわり
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!