経絡シリーズ 2/12 心経
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は「心経」についてです。
私自身は西洋医学な思考が基本ですが、このシリーズでは、東洋医学な思考で書いていきたいと思います!
心経は、動悸や不整脈など
ざっくりと循環系の症状が出ている時によく診る経絡です!
あと、睡眠障害の時にもよく診る経絡です。
新版 東洋医学概論より引用
呪文&ツボの場所
流注(るちゅう)それすなわち、呪文です。
手の少陰心経は、足の太陰脾経の脈気を受けて心中に起こり、心系(心臓、大動脈など)に属し、横隔膜を貫いて下、小腸を絡う。
心系より分かれた支脈は、上って咽喉をはさみ、目につながる。
本経は、心系から肺を経て、腋下[極泉]に出て、上腕内側、肘窩横紋の内端、前腕内側、手掌を経て小指外側端に至り、手の太陽小腸経につながる。
ここは読み飛ばし率が2000%の部分です!
これが呪文と言われる。「流注です」
なんとなく字面で、心(西洋医学で言うところの心臓)をイメージしてもらえると嬉しいです。
新版 経絡経穴概論より引用
呪文を簡単に言うと
心経は
胸の真ん中で始まって、心臓とか動脈とかと関係が深くて、枝分かれした片方は、小腸をグルグルして、枝分かれしたもう片方は、上ってノド、目に繋がっている。
心臓、動脈から肺を通って、ワキの下に、そこから二の腕の内側、肘のシワの内側、手のひらの小指側まで行って、小指の爪の根本にまでいく。そこから仲良しツボグループ(小腸経)につながる
こんな感じです。
心経
小腸経
新版 経絡経穴概論より引用
仲良しなツボグループ
心経と仲良しなのは小腸経です。
小腸では、心で作られた「熱」を受け取っているので、その熱が大きくなりすぎると
「心さん! 送られてくる熱が多過ぎますよ、、」となり
小腸実熱(大き過ぎる熱にやられた状態)になって
排尿痛や血尿など、尿に関しての症状にも繋がります。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
正直に言うと、心経はあまり治療の中で取り入れてきませんでした。
精神疾患とまではいかないけど、不安だな〜、落ち着かないな〜
と言う不定愁訴がある患者さんには、アプローチしてみても良いのかなと、今回復習する中で思いました!
私自身が西洋医学ベースの施術なので、それが主訴として来院される方が少ないのですが、すでに来院されている患者さんに対しても+αでできたら嬉しいな!
小腸経は結構使うんだけどね、、
おわり
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!