経絡シリーズ 10/12 胃経
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は「胃経」についてです。
私自身は西洋医学な思考が基本ですが、このシリーズでは、東洋医学な思考で書いていきたいと思います!
胃経は、食欲不振、消化不良、いやな満腹感
ざっくりとお腹の症状が出ている時によく診る経絡です!
呪文&ツボの場所
流注(るちゅう)それすなわち、呪文です。
足の陽明胃経は、手の陽明大腸経の脈気を受けて鼻翼外方に起こり、鼻根部で足の太陽膀胱経と交わり、鼻の外側を下り、上歯に入り、かえり出て口をはさみ唇をめぐり、オトガイで交わる。
戻って、顔面動脈拍動部[人迎]、気管をめぐり、大鎖骨上窩に入り、横隔膜を貫いて、胃に属し、脾を絡う。
本経は、大鎖骨上窩より、胸部では前正中線外方4寸を、腹部では前正中線外方2寸を下り、幽門部に起こり腹部を下る支脈と、鼠径部の大腿動脈拍動部[気衝]で合流し、大腿前外側、膝蓋骨、下腿前面を下って、足背から足の第2指外側端に終わる。
膝下3寸から分かれた支脈は、下腿前面を下り、足の第3指外側端に出る。
足背で分かれた支脈は、足の第1指内側端に至り、足の太陰脾経につながる。
これが呪文と言われる。「流注です」
呪文を簡単に言うと
目の下、頭の横から始まって、首・胸・お腹・太もも・すねと下っていって、足の人差し指の先で終わる。
喉の所で、枝分かれして、鎖骨から、胃に行って、脾をグルグルする。
仲良しなツボグループ
仲良しツボグループは「脾経」となっています。
新版 経絡経穴概論より引用
この胃経は、イメージ通りの西洋医学で言うところの「胃袋」と関係が深いです!
そしてツボには、四総穴(シソウケツ)と言われるリーダー的なツボがあるのですが、その中の一つに胃経のツボがあります!
・列欠(れっけつ)・・肺経
・足三里(あしさんり)・・胃経
・委中(いちゅう)・・膀胱経
・合谷(ごうこく)・・大腸経
この足三里は、胃袋の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進させます。
※簡単に言うと、胃袋をブルブル震えさせる事
その運動により、消化不良を助ける働きがあります。
(出典 こちらの論文より)
食べ過ぎの時は、オススメです!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
胃経は結構使いますね! 足三里も使います!
後、歩き疲れて筋肉がパンパンになっているラインが胃経と重なっている事が多いので、胃経を狙っていると言うより、疲れている部分に鍼灸をしたら胃経だった、、
ということはたくさん経験してます。
伊能忠敬が、日本中を回る時、よく胃経の足三里にお灸をしていたとかいないとか、、笑
そんな有名なツボもある胃経です。
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!