経絡シリーズ 12/12 胆経

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!

今回は「胆経」についてです。
私自身は西洋医学な思考が基本ですが、このシリーズでは、東洋医学な思考で書いていきたいと思います!

胆経は、イライラ、目の疲れ、筋肉のこわばり
ざっくりとこころの症状が出ている時によく診る経絡です!

呪文&ツボの場所

流注(るちゅう)それすなわち、呪文です。

足の少陰胆経は、手の少陽三焦経の脈気を受けて、外眼角に起こり、額角、耳の後、頚をめぐり、三焦経に交わり、大鎖骨上窩に入る。

耳の後より分かれた支脈は、耳の中に入り、前に出て外眼角に至る。外眼角より分かれた支脈は、[大迎]へ下り三焦経に合し、目の下から頸を下り大鎖骨上窩で合流して、胸中に至り、横隔膜を貫き、肝を絡い、胆に属する。

さらに、側腹部をめぐり鼠径部に出て、陰毛をめぐる。また、支脈は、大鎖骨上窩より腋窩に下り、記録部を下る支脈と、股関節で合流する。

そこから大腿外側、膝外側、腓骨の前を下って腓骨下端に至り、外果の前[丘墟]に出て、足背をめぐり、足の第4指外側端に終わる。

足背で分かれた支脈は、足の第1指端に至り、足の厥陰肝経につながる。

これが呪文と言われる。「流注です」

新版 経絡経穴概論より引用

呪文を簡単に言うと

目尻から始まって、頭の横を半円を描くように、徐々に大きく、行ったり来たりして、肩の真ん中、ワキ、体の横、太ももの横、最後は外くるぶしのちょっと上を通って、足の薬指の先っちょで終わる。

この胆経は、スタートの目尻から枝分かれして、鎖骨から体の中に入って、肝をグルグルして、胆に行く

仲良しなツボグループ

「肝経」「胆経」が仲良しツボグループです。

この「肝・胆」(かんたん)は、ヌシ・ボスって感じです!

東洋医学の中でも、「君主の」「将軍の」だったりという書かれ方をしている経絡で

やたらと仰々しいです笑

肝経
肝経

新版 経絡経穴概論より引用

東洋医学では、五行式体表という考え方があります。


火土金水(もっかどこんすい)
心脾肺腎(かんしんひはいじん)
赤黄白黒
喜思悲恐
熱湿乾寒

・小腸・胃・大腸・膀胱

と、こんな感じです。
なんとなく、聞いたことあったり、見たことあったり、イメージできたりすると思います。

この五行の中で、表裏(ひょうり)が肝経・胆経です。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます!

いよいよ、この胆経が経絡シリーズの最後となりました。

私自身、施術で全部のツボを使っているわけではなく、そして東洋医学の思考を主軸の置いて施術していないので、この経絡シリーズを通して良い復習もできました!

改めて、興味深かったり、やっぱり「なんでなんだ〜」と感じる部分がありました笑
特に流注は、、

いい復習の機会をありがとうございました!

おわり

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!

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