肩甲骨と筋肉

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!

今回は【肩甲骨周りの筋肉】について書いていきたいと思います。

肩こりを抱えている人や、運動をしていて肩の可動域を改善したいなって考えている人の考えの参考になれれば嬉しいです!

テンセグリティーな肩甲骨

テンセグリティを簡単にいうと、「紐でピンピンに引っ張り合っていて、安定している状態」の事です。

では、これと肩甲骨がどんな関係にあるのか、、それは


肩甲骨は
【筋肉が引っ張り合って背中にくっついている】
という事です。

テンセグリティ構造の模型
テンセグリティ構造の模型
肩甲骨を引っ張り合う筋肉たち(僧帽筋は一旦、非表示)

thanks Visible Body

肩甲骨は、上腕骨(腕の骨)とはくっついていますが、その位置は、かなり筋肉に頼っているんです!

仕事をたくさんして疲れた
運動をしてすごい疲れた

次の日の朝に「あれ? 太もも骨が左右で違う位置にある?」「あれ? 腕の骨がズレてる?」
なんて事はないですよね!
それは、上下、左右をガッチリと【骨と靭帯】で支えているからです!

ですが、肩甲骨は【筋肉】によって大部分を支えてもらっているので、
疲れたり、ケガだったりで筋肉に異常が起こると、その支えにズレが発生してします事も
しばしばあります。

上下左右の筋肉

肩甲骨を支えている主要な筋肉です!

・僧帽筋(肩甲骨界の大ボス、シャンクスと言ってもいいでしょう。)
・肩甲挙筋
・大、小菱形筋
・前鋸筋

です。

では、この筋肉たちが、それぞれどの方向に引っ張っているのかを見ていきましょう!

上方向(肩甲挙筋)
左方向(前鋸筋)
右方向(大・小菱形筋)
上・右・下方向(僧帽筋)

thanks Visible Body

この様に、それぞれの筋肉が、上下左右にちょうどいい感じで、肩甲骨を引っ張ってくれています。

ふ〜ん、、なるほど、、上下左右に筋肉があるんだな、、

と、感じてもらえてたら嬉しいです。

その方向がわかったからなんなの?

わかったからなんなの? その答えとしては

【肩甲骨の位置で、どの筋肉が機能していないのかわかる!】

です。

例えば、肩甲骨がいつもより上の位置にあったとしましょう。
筋肉がどんな状態になっているのか?

「ちょいちょい! 上方向の筋肉さん、引っ張り過ぎですよ!」
なのか、、

「お〜い! 下方向の筋肉さん、もっとしっかり仕事してくださいよ」
なのか、、

どの方向をどの筋肉が担当しているのかが、分かれば
・上方向(肩甲挙筋)が引っ張り過ぎているのか
・下方向(僧帽筋下部)がサボっているのか
と、あたりがつけられるんです。

そこから実際に触っていったり、トレーニングしたり、鍼灸したりと、アプローチしていく。
そんな見立てが【肩甲骨の位置】からできたりします!

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

肩甲骨は、遊走性が高い。なんて表現がされる事があります。
それぐらい、不安定であり、大きい可動域をもつ骨です。

カタ・クビに対しても影響の強い骨なので、ここをしっかりとケアできると、辛い症状の改善だったり、もう一歩先のパフォーマンスだったりに良い影響を与えられる部分だと思います!

肩甲骨周りで、ご不安なこと、気になる事がある時はいつでも気軽にご連絡ください!

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!

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