鍼灸ってどんな理屈で効いてるの?

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!

今回は「なんで効くねん」について書いていきたいと思います!

結論、【身体の反射】を利用しているから

ですね!

鍼灸ってなんなんだ? 良くわからない、、
とりあえずハリを刺すのは怖すぎる、、

という方の、不安が少しでも少なくなれば嬉しいです!

反射ってなんやねん!

外からの刺激に対して、身体が無意識に素早く反応する事 です。

言うなれば、キルアの疾風迅雷みたいなものです!
(オソロ兄弟強い!!)

すみません、、真面目に説明します。

・不意にアッツアツの鍋を触ってしまった時
「っあ 熱い! このまま触り続けると火傷する」
「腕のこの筋肉を使って、腕を引いて、火傷しないようにしないと、、」

と考えて腕を引っ込めますか?


・急に眩しい光を見た時
「うわっ 眩しい、、」
「このままだと角膜が傷つくかもしれない」
「いや、水晶体に問題が発生するかもしれない」
「よ〜し! 瞼を閉じるぞ!」

と瞼を閉じた事ありますか?ないと思います。

身体が無意識に素早く反応する事

これが反射です!

これが目的!

鍼灸の効果はいろんなものがあります。

西洋医学で、研究されているものもあれば、
東洋医学で、2000年の経験則からきているものもあります。

そんな中で、今の私が「この目的で!」と狙っている部分を少し説明していきます!

びっくり&リラックス

・興奮作用

サボっている筋肉・神経へ鍼を刺す事で、びっくりさせて、本来の仕事をしっかりやってもらう作用

理屈:皮膚に対して鍼灸を行うと、押された・引っ張られた・刺されたを感じるスイッチが作動して、神経を伝って、脳みそまで伝わる。その過程自体が神経を興奮させるし、さらにその興奮が、鍼灸を行った場所に伝わって、反応(興奮)が起こる。

・鎮痛作用

「いてぇ」って感じるホルモンを邪魔するホルモンが脳みそから出す作用

理屈:いてぇホルモンを邪魔するホルモンが出る仕組み(内因性鎮痛機構)が働く事で、痛みを感じにくくすることができる。
麻酔でないので、【無痛】ではなく、【減痛・和痛】という表現の方が正しい。

「は? 興奮と鎮痛って真反対なんじゃね?」

と、感じた方はその通り! 私も同じ事感じました。
これの答えは、効果までの時間の違い、です。

興奮作用・・即時、比較的早く
鎮痛作用・・十数分後から

と、言った感じです。

血!こっちにも来て!

・患部誘導法

名の通り、痛い部分(患部)に血を集める(誘導)やり方(法)です。

・健部誘導法

名の通り、健康な部分(健部)に血を集める(誘導)やり方(法)です。

ナメてんのか?

はい、すみません。 説明させていただきます。

・患部誘導法

痛くなっている部分は、血液が滞っている事が多いです! 川の端っこにある窪み、流れの悪い用水路みたいな感じです。
そこに血液を集めてあげる事で、流れを良くして、血液が運んでくれる栄養で、痛くなっている部分を治そう!

というのが、この手法の捉え方です。
ポイントは【怪我や痛くなってから、時間が経っている事】

こんなイメージ

・健部誘導法

痛くなっている部分に、血液がパンパンに溜まってしまっているので、周りの健康な部分に鍼灸を行って、そっちに血液を集めて、パンパン状態を酷くしないようにしよう!

というのが、この手法の捉え方です。
ポイントは【ケガをして時間が経っていない事】

特にこれ!

前章で、書いた作用や方法の中で、特に使っているのは【誘導法】の方です。

誘導法の理屈は、【軸索反射】です。

簡単に言うと、
鍼によって体が刺激を感じると、神経の端から血管を広げるための物質が出て、血管が広がり、血流が増えます。
こうして、体の自然な回復を助けるための流れが起こるのです。

もっと簡単に言うと、
「血!こっちにも来て!」

という事です。

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

今回は、鍼灸の生理学を中心に書いていったので、重くて難しいポイントが多かったと思います。
少しでもわかりやすく、少しでも鍼灸への不安が減らすことができていれば嬉しいです!

患者さんにわかる言葉で、なるべくわかりやすく、ご自身の身体に起きていること、どんな目的で施術を行なっているかが分かれば不安を減らせる事ができるのかな?と思っています。

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!

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