ランナー膝とO脚と痛み
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は
腸脛靭帯炎(ランナー膝)
ついて書いていきたいと思います。
ランニングしていて、ヒザの外側がズキっ痛い、、そんな経験ありませんか?私はあります、、涙
この症状は、ランナー膝と呼ばれるものですが、特徴として女性に多かったります。
「なんでなるの?」を医療論文ベースで説明していきたいと思います!
現在、ヒザの痛みがある方の不安を少しでも減らせれば嬉しいです!
出典:Possible factors related to increased strain of the iliotibial band
in recreational female runners(Masahiro Takemura 先生/筑波大学/2020)
ちょーけーじんたいえん(腸脛靭帯炎)ってなに?
簡単にいうと
「ヒザの外側のヒモ(靭帯)と骨の擦れ」
もっと簡単に言うと
「走りすぎて、ヒザの外側が擦れて痛い」
しっかり目に言うと
「オーバーユースによる、腸脛靭帯炎と大腿骨外側上顆の擦れや圧迫による炎症」
です。


女性に多い、、なぜ?
女性に多いとされる理由の1つに、O脚(おーきゃく)傾向の足の形が関係しているとされています。
O脚の形は、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が常に引っ張られやすい状態なるので、よりランナー膝になりやすいわけです。

O脚傾向の男性・女性での比率は1:4とされていて、ランナー膝になりやすのは女性。と、されています。
出典:日本整形外科学会の変形性膝関節症
2020年の論文でわかった「お尻筋の働きすぎ!?」
前章で書いた様に、O脚傾向の人は、外側にストレスがかかりやすい、、、
なので、痛くなってしまう(ランナー膝)
そして、さらに分かったの事が、「ランニング後に膝の外側にある腸脛靭帯がグッと引っ張られるようなストレスが強くなる」と言う事!
簡単に言うと、O脚傾向の人は、お尻筋が働きすぎてるんです!具体的には
・太ももの付け根外側にある筋肉(大腿筋膜張筋)
・お尻の大きな筋肉(大臀筋)

この2つの筋肉が、走っている間もず〜〜っと頑張って、いや、頑張りすぎて外側に引っ張ってしまっていた事がわかったんです。
論文中での表も記載しておきます!


対策は?
大原則は、【休む】になります。
オーバーユースによる障害なので、要は疲れすぎって事です。
とはいえ、「ランニングしたいんです、、、」その気持ちわかります!
おすすめは頑張りすぎた筋肉をストレッチしてあげて、ピーーーンと硬くなった筋肉をほぐしてあげる事です!
特に
・太ももの付け根外側にある筋肉(大腿筋膜張筋)
・お尻の大きな筋肉(大臀筋)
この2つの筋肉です!
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
・腸脛靭帯炎(ランナー膝)は膝の外側のオーバーユース障害!
・女性ランナー、特にO脚気味の方は要注意!
・大腿筋膜張筋と大臀筋の使われすぎが、腸脛靭帯にかかる“伸ばされるストレス”を強めてしまう!
・ストレッチで、予防&再発防止ができる!
「最近、ランニングすると膝が痛いな…」 「前よりも疲れやすくなったかも…」
そんな方はぜひ一度、身体の使い方や筋肉のバランスを見直してみてくださいね!
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!