経絡シリーズ 9/12 三焦経
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は「三焦経」についてです。
私自身は西洋医学な思考が基本ですが、このシリーズでは、東洋医学な思考で書いていきたいと思います!
三焦経は、身体の水分の循環、代謝を管理してくれてます。
ざっくりと浮腫、尿量の減少症状が出ている時によく診る経絡です!
呪文&ツボの場所
流注(るちゅう)それすなわち、呪文です。
手の少陰三焦経は、手の厥陰心包経から脈気を受けて、薬指内側端に起こり、手背、前腕後面、肘頭、上腕後面を上り、肩に上がって胆経と交わり、大鎖骨上窩に入り、胸中より広がり、心包を絡い、横隔膜を貫いて三焦に属する。
胸中より分かれる支脈は、上って大鎖骨上窩に出て、項部から耳の後部、上部を経て側頭窩を過ぎ、目の下方に至る。
耳の下で分かれた支脈は耳の後ろから中に入り前に出て、外眼角に至り、足の少陰胆経につながる。
これが呪文と言われる。「流注です」
呪文を簡単に言うと
薬指から始まって、手の甲の真ん中、腕の後ろの真ん中を登っていって、首から耳を一周して、眉の外側で終わる。
肩の部分で分かれたもう一方は、胸で広がって、心包をグルグルして、三焦まで行く。
仲良しなツボグループ
仲良しなのは、【心包経】です。
この【三焦経】【心包経】は、経絡の中でもちょっと特別なものです。
肝・心・脾・肺・腎
胆・小腸・胃・大腸・膀胱
↑これは全て東洋医学での経絡ですが、全て西洋医学(いわゆるお医者さん)でも実際に存在している臓器なので、聞き馴染みも見馴染みもあると思います。
そこに加えて
心包経・三焦経、、、これ何?って感じだと思います。
(さらに、心包・三焦と「経」が付く付かないで、意味が変わってきます、、)
ざっくりこの二つは、お腹を守ってます!
三焦・・上中下の3つ焦があって、お腹周りに循環を良くしてます。
心包・・心の周りにあって、心の機能の代わりをしたり補助をしたり
その、機能に対して、よく反応するポイントとして、【心包経】【三焦経】があるってイメージです。
新版 経絡経穴概論より引用
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
この2つは、東洋医学っぽい概念というか、考えというか、捉え方というか、非常に取っ付きにくいです!
学生当時の私は「そんなよくわからんもんを作るな!」と感じたのを覚えています、、笑
今は、「そーゆーのがあっても良いよね、、」くらいで捉えています!
実際の施術では心包経の「内関」や三焦経の「三陽絡」は、使ったりします!
このとっつきにくい経絡ですが、ツッコミながら見ていくとおもしろい部分もあります!笑
おわり
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!