経絡シリーズ 3/12 心包経

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!

今回は「心包経」についてです。
私自身は西洋医学な思考が基本ですが、このシリーズでは、東洋医学な思考で書いていきたいと思います!

心包経は、乗り物酔いの時などによく診る経絡です!

鍼灸は受けた事ないけど、【内関バンド】は知ってるよ!という方はいるかもしれません。
JAL(航空会社)のショップでも売ってるくらいですからね!
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呪文&ツボの場所

流注(るちゅう)それすなわち、呪文です。

手の厥陰心包経は、足の少陰腎経の脈気を受けて胸中に起こり、心包に属し、横隔膜を貫いて三焦(上・中・下焦)を絡う。その支脈は、胸をめぐって腋窩に至りる。上腕前面、肘窩、前腕前面(長掌筋(腱)と橈側手根屈筋(腱)との間)、手掌を通り、中指先端中央[中衝]に終わる。

手掌の中央で分かれた支脈は、薬指内側端に至り、手の少陰三焦経につながる。

これが呪文と言われる。「流注です」

心包経 (新版 経絡経穴概論より引用)

呪文を簡単に言うと

心包経は

胸の真ん中らへんで始まって、一方はお腹のおへそら辺でグルグルする。もう一方は、ワキの下から腕の力こぶの真ん中、肘の真ん中、前の腕の真ん中、そして手のひらを通って、中指の指の先端、全ゆびの中の1番の先っちょで終わる。

実は、手のひらで枝分かれしてて、その枝分かれしたのは、仲良しツボグループ(三焦経)につながる。

こんな感じです! ポイントは「とにかく真ん中」です!

仲良しなツボグループ

心包経と仲良しなのは「三焦経」です。

この心包経・三焦経は、他の経絡とはちょっと毛色が違います。どう違うのか、、
五臓六腑(ごぞうろっぷ)と、いう言葉はなんとなく聞いた事があると思います。

この数が合わなくないですか? 5対5ならピッタリな感じしますよね?
そして、五臓(肝・心・脾・肺・腎)には相方がいます。
五腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱)です。

あれ? あと1つの腑は? それが三焦です。
そして、誰かが言いました「三焦が余ってて可哀想だから、心包ってのを作って、6対6でいい感じにしようぜ〜」と

そういう感覚だったのではないかと、私は想像しています。
(あくまで私個人の感想です)

心包経
三焦経

新版 経絡経穴概論より引用

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます!

ちょっとクセのある心包経ですが、内関は割と使います。
そこのみですが、、笑

最後の章でも書きましたが、ご都合感が否めない心包経と三焦経は私は少し好きです笑
施術にはあまり使用しませんが、、

終わり

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!

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